令和7年3月25日「みどりのじかん~よもぎ餅~」
野のヨモギの白い芽吹きを摘んでよもぎ餅にすると、寒い季節の終わりと春を祝うような、嬉しい気持ちになります。今年は最高のタイミングで摘み取ることができました。
はじめてよもぎ餅を食べる人・作る人もいて、「どうやって作るんだろ~」「どんな味がするのか楽しみ」と、わくわくした様子です。
まずは、ヨモギの特徴や摘み取り方を予習しました。
春の花壇に出ると、色々な緑色がある中でヨモギ葉は特徴的な色でしたね。根元の葉を3枚程残して、そっと上手に摘み採りました。
摘んだ指先が灰汁で黒くなるのは、山菜摘みの勲章です。
摘んだヨモギを自分たちで洗って茹でてよく絞り、良い香りを感じながらすり鉢で一生懸命すり潰しました。「ふう!」と一瞬腕を休めては汗かくように頑張りました!
自然のものを食べるには手間暇がかかることを実感できましたね。
そして、一生懸命水と粉を混ぜてやわらかくまとめた生地を、ヨモギと更に練り合わせて緑色の生地にします。「もちもちで気持ちいい」とその感触に笑顔になっていました。
そして程よい大きさに丸めてお湯の中へ!今回で3回目の参加になる1年生のお子さんが、色々なことをできるようになり、様々な場面で初めての人をサポートする場面が多くありましたよ。
鮮やかな緑色に茹で上がったら、力強くついてよく伸びるお餅にしました。
「よもぎもちって着色料がいらないんだね!よもぎだけで作れるんだね!」と気が付いた人もいました。
あんこを包む作業は難しかったと思いますが、慎重に丁寧な手つきで、みんなよくできました!
そのお味はもちろん最高!!こどもたちもお家の方も、みなさんびっくりと大満足です。大事に味わいながら「すごくおいしい」「おもち得意じゃないけどこれなら食べれる」「私はここで作ったよもぎ餅した食べたことないよ!ここのよもぎ餅が大好き!」「弟のほっぺみたいにもちもち♪」「今日このあと摘んで帰っていい?!」と、一緒につくったよもぎ餅を称え合いました。
花壇のヨモギは、次回4月23日以降は、どうぞ自由に摘み採ってくださいね。
芽の先が黄色くなり花芽が上がるまでの短い期間、この旬の味を自身の手で作ってお楽しみください。
たくさんのお申込みをいただきありがとうございました。