令和7年4月1日「みどりのじかん~①花の観察➁2年計画」
参加してくださる皆様のおかげさまで、「みどりのじかん」が4年目に突入しました。
花々が一斉に咲き誇る外花壇はあいにくの雨でしたが、サクラとナノハナの花を観察すると、こどもたちはいろいろなことに気が付きました。
1本のサクラの木で花の色の濃さに違いがある理由を探り、「おしべが赤い」「花粉が手についたけどあんまりつかないものもある」と気が付き、そこから受粉の仕組みと花弁の色の関係性を一緒に予想していきました。
また、ナノハナ1株分の花とタネの入ったさやの数、そして去年のサヤ1つ分の中にあるタネの数を数えて、そこから、1つの種が育つと約1000粒のタネをつくることを算数して割り出しました!
その生命力に「え~!」と数えた子どもたち自身もびっくりしていました。
さらに、植物はどうしてそんなにたくさんの種子をつくるんだろう?という問いかけに、まだ低学年の皆さんですが熱心に考えてくれました。
その答えの一つとして、会話の中で自然に生態系ピラミッドの話に発展できたのは、3年間継続して参加してくれたこどもたちとだからこそかもしれません。
土の中の頂点がモグラだという話はみなさんびっくりして印象に残っていたようでした。
植物が多くのタネを作り増えることで、ほかの生き物たち全体を支える大切な役割も担っていることをなんとなく理解し、 言葉にしづらい自然の仕組みのすごさをなんとなく感じて、観察の時間は終了しました。
さて「2年計画」では、「春夏秋冬に分けて考えようよ!」というお子さんの提案に沿ってホワイトボードに書いていくと、みんなのやりたいこといっぱいになりました!
「自分だけのフレンズ植物図鑑づくり」「コーラづくり」「ポップコーンづくり」「葉っぱあそび」「夏野菜カレーづくり」などなど。
楽しく白熱したスピーディーなやりとりで、カレーを作るためにナスの苗を植えたい、豚汁をつくるためにこんにゃくを5月に植える、など具体的なスケジュールもおおまかに決まっていきました。
積極的な皆さんの素晴らしいアイデアで、今年度は一層活発で楽しいみどりのじかんになりそうです!
次回「たね蒔き」では早速、計画の実現に向けて大根、人参、大豆、爆裂種トウモロコシなど様々な植物のタネを蒔きますよ♪
雨のなかご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします!
おまけに。今にぴったりな絵本をわいわい読み、楽しくわくわくしたスタートで終わりました。