令和6年4月23日「みどりのじかん~肥料のはなし①~」
「みどりのじかん」参加歴も3年目になった子どもたちは、
・キャベツの葉をちぎって土に埋めたものが分解されて無くなるのを見る
・落ち葉を1か所に集めて腐葉土を作る
・菜タネやクルミから油を搾ったあとや、サトウキビから甘い汁を採ったあとの搾りカスを、土にまく
・固形肥料をまく
などを通じて、これまでにも何となく肥料に接してきました。
今回は少し掘り下げて、植物が必要な3大要素(窒素・りん酸・カリ)とそれぞれの効果のお話や、それぞれの栄養を持つ原料(米ぬか、草木灰、菜の花のタネなどなどの実物)や、肥料の種類(化学肥料と有機肥料)と使い分けなどについて紹介しました。
色々なものが植物の栄養になるには、大小様々な動物や菌たちの働きが欠かせないことも感じてくれたと思います。もちつもたれつですね!
子どもたちに「肥料ってなに?」と質問してみると、「植物の栄養になるもの」とバッチリ答えてくれました!
すると子どもたちの方から、「肥料と農薬の違いは?」といった疑問や、目の前に並べられた栄養素の名前を見てピンと来て「元素だ!」と声をあげてくれたり、高い関心や予備知識を発揮する場面もありました。
ついつい説明っぽくなり、「クイズ出して~」と子どもたちを退屈させてしまう場面もありましたが、鶏糞肥料の臭さには大盛り上がり!「新鮮なうんちに苗を植えたら植物は元気に育つ?」問題には、みんな首を傾げて関心を持ってくれました。後日答えを確認しにきてくれる人もいましたよ。
みなさんはどうだと思いますか?
そして、「世界中の生ごみが肥料になればいいね!」など、会話を通じて発想が膨らむお子さんもいました。
花壇では、花や実つきが良くなる肥料やりと、ミカンの木の定植をしました。
途中で雨が降り出してきたので「途中だけど中止にする?どうしたい?」と聞くと、子どもたちは「やる!」と、やり遂げる強い意志を見せてくれました!
大きなスコップを上手に使って土をかぶせたてたり、言われなくても土の表面を掌でたたいておさえたり、ナメクジを観察したり、雨の中でも楽しみ切りました!
ミカンを植えるために抜いたドクダミはお茶や天ぷらにして楽しめるので、ご希望の方がお持ち帰りくださいました。
木は小さいですが白い花のつぼみがついていました。今年は実がなるでしょうか?木の生長も温かく見守っていきましょう!
「肥料のはなし➁」では、コンポストで土づくりをします。
ご参加くださった皆さんありがとうございました!