令和6年4月16日「みどりのじかん~花の仲間分けとタネまき~」
今回のテーマは「花のかたち」と「科」です。
花の形の特徴からなんの仲間(科)の植物かがわかる種類もあるので、花いっぱいの春の花壇であそび感覚で特徴のヒントをもとに花を探し、集めた花たちの種名(名前)を、特徴を頼りに図鑑で調べました。
まずはお花探し!
・花びらは1枚だけれども、先が5つに分かれてる花は?
・舌状花と筒状花が無数に中心から放射状に咲いている花は?
・特徴的な蝶形の花のツルになる植物は?
・花びらは3枚だけど、ガクが花びらに見えて合計6枚の花びらに見える花は?
などの課題に挑戦し、見つけて「正解!」をもらうととても嬉しそうに、「次の課題は?!」とみんな出題をせがんでくれました。
たくさん見つけると、手に小さな花束ができあがりました。
GETした花はよく観察して、何科の、なんという種名の植物の花なのかをつきとめます。
「科」は”界門綱目科属種”という生物の大きな仲間分けの枠組みの中の、より近いもの同士のくくりです。形の特徴から科がわかると、図鑑で種名を調べやすくなることや、どのようなところに着目するのか、花を見ただけで「あの植物の仲間かな」と見当をつけられるようになることなどを体験しました。
キク科のタンポポの仲間のページで、どのタンポポなのかを見比べているとき、セイヨウタンポポとカントウタンポポがかけ合わさった中間型だったときには「そんなのあるんだ!」、チューリップの花弁は本当は3枚なことも「へ~そうなんだ!」と驚いていました。5枚の花弁が特徴なのに実物は4枚しかなかったときには苦戦しましたね!
科名と種名が分かったら、観察しながら花の絵を描きました。
みなさん大変良く観察をして、集中して図鑑と見比べて、素晴らしかったです!
そして、春はタネ蒔きの季節。植物は待ってくれないので、大豆やヒマワリを蒔き、ジャガイモも植えました。
大豆は半分はエダマメとして食べて、半分は味噌づくりにとっておく計画です。
「鬼は~外、福は~内」と口ずさんで、みんな楽しく大豆を蒔いていました♪
「科」や仲間分けは大人にとっては難しそうに感じるテーマでしたが、こどもたちは先入観なくとても楽しんで、どっぷりと体験に浸ってくれました。
とても有意義な時間になりましたね。ついてきてくてれてどうもありがとう!
これをきっかけに、日々出会う知らない花たちにも親しみを感じてもらえたら嬉しいです。
楽しくご参加いただきありがとうございました!