渋谷区/児童青少年センター フレンズ本町 令和6年3月27日「フレンズラボ~顕微鏡で観察たいむ~」
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2024.03.31

令和6年3月27日「フレンズラボ~顕微鏡で観察たいむ~」

まずは、みんなで顕微鏡の各部品の名称と使い方を覚えました。

顕微鏡の正しい使い方は観察をする上で、とても大切な事です。使い方を誤ると、観察している物や顕微鏡が壊れてしまう!なんてこともあるので、みんなしっかりとお話を聞いてくれました。

使い方をしっかりと覚えて、いざミクロの世界へ出発!

最初に観察したものは、マツの花粉です。
どんな形をしているかなー?とレンズを覗くとそこには…

「ミッキーマウスみたいな形!」「ミッキーマウスだ!」という感想が多く挙がりました。
このミッキーマウスの耳の部分になっている箇所は、「気嚢(きのう)」と呼ばれる物で、これが風船のような役割をして、花粉を遠くまで飛ばします。

次に観察した物は、ムラサキツユクサの葉っぱの裏側です。
レンズを覗くと、そこには水色の中にピンク色の物がいくつか見えます。

「お口みたいな形!」「唇みたい!」という感想が挙がりました!
大正解!ムラサキツユクサにとってのお口の部分で「気孔」というものです。ここから呼吸などを行なっているんです。

次に観察したものは、たまねぎの皮です。
「タマネギ大好きだから、どうなっているのか気になる」と観察する前からワクワク!
いざ覗いてみると…?

「ピンク色で綺麗」「四角いお部屋がたくさんある」「赤い粒々がある!」といろんな感想がありました!
実はこの赤い粒が「核」と呼ばれる物で、植物や生物が成長する上でとても大切な部分です。

次に観察したものは、「ミカヅキモ」という藻の一種です。

プレパラートを手に取ると「なんか、緑色の物がみえる」と感想がありました。

実際に覗くと、そこには、名前にもあるような形が…

「三日月みたいな形」「名前の通りだね」「緑色で綺麗!」と感想が多く挙がりました。
ミカヅキモは、1つのミカヅキモが2つに分かれて仲間を増やしているんです。この話に、「えー、2つに分かれるの?」と驚きの声がありました。

次に観察したものは、アクリル毛糸!
「毛糸も見れるの?」「もじゃもじゃしてるのかな?」と覗く前から毛糸を触りながら想像を膨らませてました。
実際に覗いてみると…

「いっぱい紐がある!」「赤くて透き通ってる?なんで?」「ツヤツヤしてて綺麗」と驚きの数々!
毛糸はこの細かい繊維が絡まって紐になってました。

そして最後に観察したものは…

千円札⁉︎

「えっ?どこを観察するの?」と疑問の声が!
日本のお札は、偽造されないように色々な細工が施されており、その一つに隠し文字があります。
「どこにあるの?」「知ってるけど、見たことなかったから気になる。」と興味津々!今回は、その文字をみんなで捜索しました。

さぁ、どこにあるかなー?

この目印のあたりを覗いてみると…。

なんと!カタカナの「ホ」の文字が!
「うわー、すごい!見えた!」「顕微鏡じゃないと見れないね」と驚きの声が多く挙がりました。
実はお札には、「ニ」「ホ」「ン」の文字が隠されていました。
「よーし!全部見つけるぞー!」と捜索を続行するこどもが多くいましたよ。

「『ニ』は、見つけられたけど、『ン』は分からない!」「やったー!全部見つかった!」と捜索の結果を発表してくれましたよ。

時間のあるこどもたちは、この他にもアメーバやミジンコなどを観察しましたよ!

ミジンコを観たときは、「かわいい!」という声もありましたが、「手が怖い」という声もあり、感想はそれぞれでした。

全ての観察が終わった後、「花粉のミッキーマウスが可愛かった」「お金の観察が面白かった」「もっと色々な物を観察したい」「顕微鏡じゃないと見れない物が多くて面白かった」などの感想が聞けました。楽しんでくれたようで、良かったです。

みんな最初の注意点をしっかりと守りながら、きちんとした顕微鏡の使い方で真剣に観察をしていましたよ。

たくさんのご参加ありがとうございました。