2024.03.06
令和6年3月2日「みどりのじかん~ポプリづくり~」
植物の香りには、植物自身が身を守るためや、花粉を運ぶ虫などを呼び寄せるためなどそれぞれに目的がありますが、人間には「いい香り」と感じてリラックス効果や健康に役立つ作用がるものも多くあります。
今回用いたローズゼラニウムには、虫よけ効果やイライラした気持ちをおちつかせる作用があるといわれていて、「いい香り」と子どもたちやおうちの方にも大人気です。
昨年も「ポプリづくりが楽しかったからまたやりたい」という声があり、心に残る体験だったようです。今回も去年の夏にみんなで収穫して乾燥させたローズゼラニウムの葉の香りに、みんな笑顔になっていました。
まずは午前中の寒さに身を縮ませながら、春の彩りの花壇で肥料やりや花がら摘みのお世話からはじまりました。植えた植物の名前を覚えてほしいな、という気持ちから、植物の名札つけもお願いしたところ、一生懸命思い出して名札をさしてくれました。早春の風物詩、フキのとうなども見ることができました。
さて、ポプリの袋もしくは飾りの花、または両方を手縫いで縫い付ける挑戦をしてもらいました。
どうすればより多くの葉を効率良く詰められるか知恵を働かせたり、「手がいいい匂いになった!」と楽しんだり、遊んだりしながら和やかな時間を過ごしました。
好きな布の色や糸を組み合わせて、かわいらしく出来上がったときは「かわいい!」「ポプリ~!」と笑顔で見せにきてくれて、とても嬉しそうでした。
自然のものを自分の手で暮らしに役立てるためには、お裁縫や料理など、生活科の手仕事も欠かせないことをつくづく感じます。
みどりのじかんでの体験も、子どもたちの健やかな成長と、身近な自然をいつくしむきっかけの一助になっていければ幸いです。
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。