2023.12.16
令和5年12月14日「みどりのじかん~お花のキャンドル~」
キャンドルに火がつくと、ほっと嬉しい気持ちになりますね。
手づくりしたキャンドルに無事にあたたかい灯りが灯ったときには、みんなとても嬉しそうでした。
さて、このキャンドルには、前回花壇で摘んで紙に挟んで押し花にした、きれいな草花とアロマオイルが入っています。
押し花はとても薄くて破れやすいので繊細な作業でしたが、みんな上手に瓶の内側に貼り付けていました。
液体の熱いろうを瓶に注ぐ工程も、お家の人やスタッフの力を借りながら、「自分でやる」と言って注意深くがんばり、無事にやけどなくできました。
やわらかく浮かび上がる押し花がとてもきれいです。
今回使用したろうは石油を原料としたパラフィンワックスですが、「みどりのじかん」ですから、昔ながらの植物(貴重なハゼの和ろうそく)や動物(みつろう)が原料のろうや、ろうそくのとても便利な性質やふしぎ についてもお勉強しました。
デモンストレーションで、実際にナンキンハゼの実からろうを取り出しました。
溶け出したろうがボウルに浮かぶ様子には、「ラーメン(のスープ)みたい」という感想が多数聞こえてきました。
ナンキンハゼの実や、油脂状態のぬるぬるとしたろうの感触など温度によって変わるろうのお面白さを、みんなで観察し体験しました。
多くの方が一生に一度も体験することのないような体験でしたね。
最後に、教室中お見せしそびれてしまいましたが、無事にナンキンハゼから手作りろうそくもできましたよ。
ろうもエッセンシャルオイルも、植物からわずかしか採れないとても貴重なものです。採る労力やエネルギーも必要な大変な作業です。
2時間という長丁場を、 子どもたちもお家の方も最後まで一緒に楽しんで作業をしてくれて、ありがとうございました!
どうぞ特別なときに灯しておたのしみくださいね。