渋谷区/児童青少年センター フレンズ本町 令和5年6月14日 たまねぎ染めのおくりもの
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2023.06.23

令和5年6月14日 たまねぎ染めのおくりもの

たまねぎの皮(外側の乾燥した茶色い部分)を煮出して作った染色液と、料理でも使うミョウバンを溶かして作った媒染液を使いました。

はじめに、みんなが持ってきてくれた布に模様をつくるため、ビー玉、板、輪ゴム、洗濯バサミを使って色々な細工を施しました。「これはどのような模様になるのかな」、「綺麗に模様が出てくれるといいな」、「ビー玉をたくさん使って丸い模様をいっぱい作ろう」など、みんな染まった後のことを慎重に考えながら進めていました。

次に、細工を施した布を「せーの!」で染色液の中に入れました。入れた布がすぐに染色液を吸い、どんどん茶色くなっていく様子を見て驚いていました。

しっかりと染まるよう、このまま約15分、染色液に浸けておきます。

その間、この布を贈る大切な人に向けてメッセージを書きました!
日頃の感謝がたくさん詰まった、素敵なメッセージカードができあがっていましたよ!

15分後、しっかりと茶色に染まった布を染色液から取り出し、媒染液に入れました。媒染液に入れると、茶色だった布が...

だんだんと鮮やかな黄色になりました!!「すごい!黄色になった。」、「どうして黄色になるんだろう」と茶色から黄色になる様子を不思議そうに観察していました。

また、「たまねぎの皮で染めたとは思えないくらい綺麗な黄色!」とたまねぎの皮で鮮やかな黄色に染まることに驚いていました。
媒染は、色落ちを防ぐだけでなく発色効果もあるからなんです!

媒染が終わると、いよいよ、模様をつくるための細工を外していきます。
綺麗に模様が出ているか、みんなワクワクドキドキです。
媒染液から取り出した布を水で洗いながら、輪ゴムなどを外していくと...

どれも素敵な模様が出てきました。「綺麗な丸い模様が出てくれて嬉しい。」、「細工をした部分だけ白く残って、模様になって面白い」との声があがっていました。

同じ染色液と媒染液を使い、同じ時間浸けていても、布によって濃淡があり、さらに鮮やかな黄色やオレンジ色そして山吹色など、どれも違った色に染まっていました。世界に1つの素敵な作品にできあがりましたね!

「お家でもタマネギ染めをやりたい。」、「お家でたまねぎの皮を貯めとこう」との声も聞こえてきましたよ!

1時間という短い時間でしたが、素敵な布とメッセージカードを作ることができました。大切な人のことを考えながら贈り物を作る、とても良い時間となりました。

ご参加いただきありがとうございました。