渋谷区/児童青少年センター フレンズ本町 令和6年7月23日「みどりのじかん~藍の自然すくもづくりと葉染めあそび~」
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2024.07.28

令和6年7月23日「みどりのじかん~藍の自然すくもづくりと葉染めあそび~」

夏といえば藍(あい)!
まずは暑さに戦意を喪失しながらも一番藍を刈り取って、その葉からブルー系の色素を引き出すためにはどうすれば良いか?、原始人になった気持ちでみんなでアイデアを出し合いました!

「つぶす」「たたく」「すりつぶす」「煮る」「ゆでる」「水につける」「こする」
と、積極的にアイデアを出してくれたので、ぜ~んぶやってみました!
実験の結果は、「水につける」「ゆでる」以外はうまくいきました(「水につける」は「沈殿藍」の方法で成功、「ゆでる」は生葉染めとして可能)。
特にトンカチを用いた「たたき染め」は、染め終わって布を開いた瞬間にとても感激した様子でした。空気や光にふれて、ゆっくりと緑色が青系色に変わる様子を見ました。

では、深い藍色を染めるには??
そこで、「すくも」と、「発酵建て」や「化学建て」についてふれました。
「すくも」は乾燥させた葉に水を加えて時間をかけて発酵することで出来上がります。
こどもたちに、乾燥した葉と発酵した葉の嗅ぎ比べもしてもらいました。
「ごはんにかけたらおいしそうなにおい」には講師もとても共感いたしました!
もう一つの方法である「沈殿藍」の発酵中の臭いには、「うえぇ!普通に腐った臭い!」と、思わず鼻をつまんでいました。
藍を建てるときに使う「灰汁」が何かも紹介しました。

これから8月6日までの間、刈り取った藍の葉のお世話をして発酵したすくもに育てていきます。「みどりのじかん」の時間外ですが、良い機会なので、遊びに来たときにお手伝いいただけたら藍染めを倍楽しめると思います。

最後は無数のトンカチによる騒音とともに、たたき染めを楽しみました!

一枚一枚、個性のある形や色の葉にこどもたちのデザインが加わって、笑顔とともにとてもさわやかな草木染め作品が完成しました。
これから陽に当てたり洗って変化していく色を楽しんでくださいね。
一緒に貴重な体験を楽しんでくださたった皆さん、ありがとうございました。